第1番 那智山 青岸渡寺

〜補陀洛や 岸打つ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝津瀬〜

2012・4・21

2008年4月25日に番外札所の花山院から始めた西国巡礼。 もう4年の月日がたってしまいました。 通常は春のお彼岸に始まり秋のお彼岸で満願するのが一般的らしいのですが、 こんなに時間がかかってしまいました。 その間にいろんなことがありました・・・。 特別に信仰心が熱いわけではありませんが、ゆっくりと4年の歳月をかけたからこそ、心に残っているものがたくさんあるようにも思います。

満願のお寺、33番札所の華厳寺を残して、最後のひとつとなったのが1番札所のこのお寺です。 那智山青岸渡寺・・・ 1番のはずが最後になってしまいました。 普通はここから始まるのかもしれませんが、このお寺は自宅から最も遠く、道のり遥かのお寺でした。 “いつか○○しよう”は決して実現しません・・・いつか行こう、いつか読もう・・・などなど・・・ このお寺も“いつか・・・”と思っているうちに4年。 遠いことを言い訳に今日まで延ばし延ばしにしてきました。

ここまで温めた青岸渡寺ですが、私の選んだ方法は日帰りバス旅行。12回満願シリーズの第1回。 時間と交通費と体力の三つを節約するための苦肉の策です。 かつて巡礼のお寺で出会った、観光バスで乗り込んでくるあの団体の一員になっての参加です。 感想を先に述べると、最初こそ違和感を感じたものの、非常にお手軽なことと先達さんの丁寧な説明で、 結構気に入ってしまいました(^_-)-☆ 今まで、知らなかった巡礼の作法も教えていただきました。 難点は目的地に到着するまでに、休憩の多いこと。 しかも梅干しとかかまぼことか、私達世代が喜びそうなスポットが厳選されています。 しかし!!巡礼とは何の関係もございません(-_-メ) しっかりその一員となっての参加です(^^ゞ

まずは8時。西宮北口集合でバスに乗り込みます。 今日はバス3台もの参加者だそうです。 まるで小学校の遠足です。私は3号車。点呼のあと座席へ。 和泉大津でトイレ休憩のあと、さっそく中田食品という梅干し加工工場へ。

梅干し工場中田食品さん

まさしく遠足の工場見学です。(おーどりーはトイレに行くふりをして見学をサボりました(^^ゞ) 今から巡礼だと言うのに、梅酒の試飲を勧められるのですから、なんだか矛盾を感じつつ、そこは誘惑に負けて飲んでしまいました<(_ _)> (しかも3種類も・・・観世音菩薩様・・ごめんなさいm(__)m) その後2時間もしないうちに、かまぼこセンターへ。 続いて『近露』というお土産センター・・・。 目的地へ到着する前に、2度のトイレ休憩の他、飲んだり食べたりの行程にいささかウンザリ(@_@;) 早く目的地へ着かないかなあ・・・・
西国1番札所到着です

ようやく青岸渡寺に到着したのは、午後1時半ごろ。 途中の大門坂を歩きたいと思いましたが、団体行動なのでそのままお寺近くの駐車場へGO!! かまぼこセンターより、大門坂を歩く方がよっぽどいいのに・・と思ったのは私だけのようでした。 他の方々、石段をみるや、急に口数が少なくなり、お寺に着くなり椅子を探して休憩モード。 さっきまでの元気はどこかへ行ってしまった様子でした(^^ゞ
みなさん無口になりました。500段の石段
本堂です

ここはご存知のとおり、本宮、新宮、那智山の熊野三山と呼ばれる信仰の地です。 熊野本宮は阿弥陀如来、新宮速玉は薬師如来、那智は観世音菩薩をそれぞれ本地仏として祀り、 神道と仏教の合体信仰の地として、また修験道の根本道場として栄えたと言われています。 鎌倉時代から室町時代にかけて、熊野詣が盛んに行われ、『蟻の熊野詣』と言われたほどたくさんの 人がこの地を訪れました。 その三山をお参りするために歩いたのが熊野古道です。 今では世界遺産です。
根もとで胎内巡りができるやたがらす(足が見えてない・・・)

私などが語ることは何もない、超〜有名なところです。 なので、今回はお寺について書くことなど何もありません。 今日も、巡礼の人達(観光客と呼ぶのでしょうか??)で大変なにぎわいでした。
那智熊野大社

先達さんに習って手や口を清めるところから始まり、きちんとご真言を唱えました。 はじめて巡礼の作法どおりに巡礼をしたように思います。 それだけは大きな収穫でした。
那智の滝を背に三重の塔
那智の滝

さて、残すは33番のみとなりました。 第12回のバスツアーに参加することになるやもしれませんが、あともう少しです。




indexへもどる
inserted by FC2 system