第十番 明星山 三室戸寺

〜夜もすがら 月を三室戸 わけゆけば 宇治の川瀬に 立つは白波〜

2009・6・7

【今日のあしどり】⇒は電車・バス ・・・は徒歩で移動です。
最寄駅(8:35)⇒京阪京橋駅から京阪電車で京阪宇治駅(10:00)⇒あじさいバスで三室戸寺へ⇒三室戸寺(10:30) 三室戸寺・・・徒歩15分で宇治上神宮・・・宇治川河畔の辰巳屋にてランチ・・・宇治平等院・・・京阪宇治駅(15:30)

今日は京都のお寺です。
昭文社発行の『西国三十三ヵ所めぐり』という本の表紙を飾っているお寺です。 宇治川が流れる宇治は美しい渓谷美に包まれた風光明媚な地です。 その宇治の深い緑に包まれた山腹に花のお寺として名高い三室戸寺があります。 宇治は平安時代には貴族の別荘地として栄え、紫式部の書いた『源氏物語宇治十帖』の舞台ともなりました。

三室戸寺の歴史は古く、開山は奈良時代まで遡ります。 天智天皇の孫、白壁皇子(のちの光仁天皇)が夢のお告げで観音様の姿を見て、使いをやったところ宇治山奥の志津川の岩淵から金剛の千手観世音菩薩が あらわれた。この観音像を安置するため伽藍を建てて、御室戸寺としたと言われています。 このお寺が光仁、花山、白河三天皇の離宮になったので、『御』の字を『三』に置き換え三室戸寺となったと言われています。

今日はここ三室戸寺に来ました
山門です
【山門】
自宅からJR東西線、京橋で京阪電車に乗り継ぎ、京阪宇治駅に到着しました。 宇治駅からは臨時のあじさいバスが出ていて、行きはそのバスを利用して、10分ほどで三室戸寺に到着です。 木々に覆われた朱色の山門をくぐると、目の前には一面の緑の庭園が広がっています。

【宝勝牛】
本堂前に石で造られた大きな牛の像が狛犬のように鎮座しています。 大きく開いた口の中に石の玉があり、それを触ると勝ち運がつくと言われ、宝勝牛と言われています。 たくさんの人が石を撫でておられたので、画像はありません。

本堂です
三重塔
【本堂・三重塔】
山門を抜け、石段を上ると正面に本堂が建っています。 本堂は約180年前に再建されたもの。重層入母屋造りでご本尊は金銅仏、千手観世音菩薩。 秘仏で33年ごとに御開帳されますが、通常は前立ち仏を拝むことができます。 境内には鐘楼や阿弥陀堂が建ち、三重塔は深い緑に包まれ、厳かな存在感を醸し出しています。 季節によって桜や紅葉に彩られ、その背景がまた見どころとなるでしょう。

【花の寺】
四季折々の花が見られる『花の寺』と呼ばれ、春は桜、その後ツツジやシャクナゲが咲き誇り、 そして6月には、約30種、一万株もの紫陽花が咲き乱れ、庭園一面に咲く様子は別名『あじさい寺』とも呼ばれ、多くの人々を魅了します。 中には『幻のあじさい』と言われる七段花も見られます。 紫陽花が咲き終わると、本堂前の『蓮園』には大賀蓮や古代蓮など色とりどりの蓮が咲き、その光景は極楽浄土のよう・・と称されます。 秋には宇治の紅葉が楽しめます。

あじさい
幻のあじさい
全体には三分咲き
ちょうどいまは、紫陽花が3分〜5分咲きといったところでしょうか。 『今が満開』という頃には、一面に紫陽花が咲き誇り見事なものでしょうが、大変な賑わいとなることでしょうね。 蓮はまだ固く蕾を閉じていました。 また五千坪の大庭園には枯山水、池泉回遊式庭園があります。
池泉回遊式庭園

〜番外 宇治の世界文化遺産を楽しむ〜

【さわらびの道】
三室戸寺から徒歩で源氏物語ミュージアムを経由して、さわらびの道から宇治上神宮へ向かいます。 途中には宇治十帖の古跡『蜻蛉』や『早蕨』があります。 源氏物語全五十四帖のうち、終章となる十帖は宇治が舞台とされ、とくに宇治十帖と呼ばれています。 宇治にはその十の古跡が残されているのです。

さわらびの道
宇治十帖の48帖 早蕨
【宇治上神宮】
三室戸寺から15分ほど歩けば、世界文化遺産 宇治上神宮へ着きました。 国宝の本殿、拝殿、重要文化財の摂社春日大社などがあります。 本殿は小規模で慎ましやかであり、拝殿は屋根の形が特に美しく、直線的でありながらも優美な姿をしています。 世界文化遺産に指定されている宇治上神宮ですが、派手な建物は何もありません。 規模もそれほど大きくはありません。 しかし、きっとこの宇治上神宮の持つ歴史そのものが文化遺産なのでしょう。 それを語るにはあまりに奥が深そうです・・・
世界文化遺産 宇治上神宮
国宝の拝殿
国宝の本殿
国宝の屋根に趣のある苔
【京料理】
宇治川のほとりにはたくさんのお店が立ち並んでいます。 宇治川は女鵜飼いで有名な方がおられる所。 あいにくその姿は拝見できませんでしたが、宇治川に面した京料理店『辰巳屋』でお昼にします。 竹皮にのった宇治丸弁当をいただきました。
宇治川
辰巳屋の宇治丸弁当
抹茶チーズケーキと京の和菓子
最後のデザートですが、宇治ならではの『抹茶チーズケーキ』と『水無月』。 水無月と言えば6月のことですが、『水無月』という和菓子があります。 二等辺三角形のういろうの上に小豆が乗っているこの季節限定のお菓子です。 ういろうの形や色が表わしているのは『氷』。 冷蔵庫もエアコンもない平安時代、夏の氷は大変貴重なものでした。 庶民は氷を口にすることができなかったので、憧れの氷を模した和菓子、水無月を作ったのだそうです。

【宇治平等院】
宇治は世界文化遺産の宝庫。 宇治平等院に寄ってきました。 小学校の修学旅行以来です。(地方出身者なもので・・・(^^ゞ)

ご存じ宇治平等院
宇治は千年の歴史と文化に育まれた見どころ満載の地でした。 宇治川を中心とした美しい景観は時のたつのを忘れます。 古跡や寺社巡りだけでなく、京料理やお茶、豊かな自然に触れるのも宇治の楽しみ方の一つなのかもしれません。 のんびり歩いて楽しめました。 次は和服で歩いてみましょうか・・・




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