二十四番 紫雲山 中山寺

〜野をもすぎ 里をもゆきて中山の 寺へ参るは 後の世のため〜

2008・5・17

今日お参りしたお寺は自宅から近く、月に一度は訪れるお寺です。 ガソリンも高騰しているので 今日はスクーターで出かけました。 スクーターなら15分、自転車でも30分あまりで到着します。(だったら自転車で行けよ〜(ーー;) ごめんなさい_m(__)m)

場所は宝塚市中山寺。お寺の名前がそのまま地名になっています。 阪急宝塚線中山駅の出口からそのまま参道という感じです。 数え切れないほど訪れたこのお寺が西国三十三ヶ所の札所であることを知ったのは、つい最近のことです(お恥ずかしい・・・^_^;) かつては一番札所であったのが、いろんな経緯で二十四番になったお寺です。
今日は中山寺に来ました

このお寺の歴史は古く、1400年前に聖徳太子が建立した日本最初の観音霊場です。 1185年に源平の争乱で焼失したものの、後に源頼朝が再興したそうです。 また豊臣秀吉が子授けを祈願し、秀頼を授かったことから『子授け観音』として信仰されてきました。 ご詠歌に読まれる由縁ですね。

幕末には中山一位局が安産の腹帯『鐘の緒』を授かって明治天皇を無事出産されたことで、明治天皇勅願所の『安産の観音さま』 として全国に知られ、現在も子授け、安産、育児祈願の観音霊場として、とても栄えています。 休日は『鐘の緒』を持った妊婦さんや、お宮参りの赤ちゃん、七五三の子供たちなどで大変な賑わいです。 境内には屋台が立ち並び、今日はフリーマーケットまでも開かれていました。ちょっとミスマッチな風景です。

おなじみのお寺でもこうして霊場めぐりとして訪れてみると、また違った味わいです。 あらためて山門からの佇まいを味わってみました。 山門は別名『望海楼』とよばれ、たくさんのわらじが奉納されています。 仁王様は健脚の神様なので、足腰の病気の治癒を白い布に願い事として書き、奉納されています。
重厚な造りの山門です


山門にはたくさんのわらじが奉納されています

山門をくぐり参道に入ると両脇には、塔頭五ヶ院が並んでいます。 手前から総持院、寶蔵院、華蔵院、観音院、成就院。 総寺院と華蔵院は鬼子母神、阿弥陀如来が本尊で水子供養の祈願、成就院は虚空蔵菩薩がご本尊で学業成就・入試合格祈願、 観音院は普賢菩薩、寶蔵院は大日如来というように、それぞれにご本尊と祈願の目的があり、干支の守り本尊となっています。 かつて昔は100を越える塔頭があったそうです。

参道から階段を上がった左手に閻魔堂・鐘楼堂、右手に五百羅漢堂、納経所があります。 五百羅漢堂は約800体の羅漢像が安置されています。今までは覗いてみたこともありません・・・(^^ゞ 今日までしみじみ見たことがなかったけど、こうしてみると確かに圧巻です。
五百羅漢


閻魔堂 中に閻魔様が・・・


閻魔さま 身に覚えのある方は怒られてください

閻魔堂には閻魔様が怖い顔でこちらを睨んでいらっしゃいますので、身に覚えのある方は心してください。 閻魔堂の奥に阿弥陀堂・大黒堂があります。 大黒堂の横に兵庫県指定文化財、中山寺古墳があります。 横穴式石室で奥の玄室には石棺が安置されています。棺の中を想像すると・・・(>_<)どことなく怖い空気です。
阿弥陀堂


中山寺古墳です


中山寺古墳にある石棺 なんとなく怖い感じ・・・

さらに階段を上がると本堂です。 ご本尊は木造十一面観世音菩薩立像。 インドの王妃シュリーマーラーが女人済度の悲願を込めて自らの姿を刻んだ霊像だそうで、しなやかな左手、腰の曲線の美しさなどが特徴です。 (まるでオードリーのよう?? ・・・すみません^_^; バチ当たりでした)
本堂です


本堂から眺める山門

国の重要文化財で秘仏ですが毎月18日に開扉されます。 えっ??18日??今日です。 何度も18日に来ているのに、そのときは何の興味もなく通り過ぎてしまった時間が惜しくてなりません。 今まで訪れたとき、扉が開いていたのかさえ思い出せません・・・完全に記憶がない(??) ご本尊の両脇にも十一面観音が祀られ十一面観音が三体並び三十三面となり、真の三十三巡拝と同じ功徳が得られると言われています。

しみじみと拝みました。

本堂の右手には護摩堂・開山堂がありますが、こちらは震災後に再建されたものです。 その北に弘法大師を祀る大師堂が建っています。 大師堂は西国三十三ヶ所の御砂踏みの行場となっています。 笈摺を身につけ、一踏み三礼しながら三十三ヶ所を回ればその功徳は西国三十三ヶ所巡礼に等しいとされています。
弘法大師を祀る大師堂 御砂踏み霊場です


西国三十三ヶ所御砂踏みができます

中山寺はここに紹介した建物の他にもたくさんのお堂があります。 再建された立派なお堂には目を見張るものがあります。特に大願堂はまだ新しく色鮮やかにそびえ立っています。
立派にそびえたつ大願堂

その立派なお堂とは対照的にひっそりと古びたお堂もあちこちに建っています。 古いお堂には派手で立派な印象はないけれど、昔から人々が日常の中で日々手を合わせて祈る、そんな重みを感じます。 あちこちにお地蔵様も祀られています。 元気に生まれ生きている子だけでなく、闇から闇へ葬られた子や幼くして命をなくした子、そういった子供の仏さまを大切に祀っているお寺です。

このお寺は梅林がすばらしいので3月の梅の時期にたずねるのがいいかもしれません。 今日は境内の奥にある信徒会館から中山奥の院を経て、中山山頂を目指す予定にしておりましたが、次回にお預けです。 今日は今まで知らなかったことをたくさん発見できた霊場めぐりでした。

次はどこにお参りしましょうか・・・




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