二十六番 法華山 一乗寺

〜春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる法の華山〜

2008・5・4

先に笠松山で遊んでしまったバチ当りな私です。 巡礼のついでに笠松山に登ったのであって、決して笠松山のついでにここ一乗寺にお参りに来たわけではないので お間違いなく・・・^_^;

笠松山から約10分。 ここ法華山一乗寺は加西市と加古川市と姫路市に連なる山中に建っています。 一乗寺の手前数百mは木のトンネルで、とても赴きのある入り口です。
一乗寺

このお寺の開祖は、先にお参りした花山院、清水寺と同じ法道仙人。 比べるのは変ですが、前回の清水寺とは風情が全く異なるお寺という印象です。 笠松山で体力と脚力を消耗しきってお参りしたこのお寺は最初にまず、172段の石段・・・(~_~;)
階段に次ぐ階段の連続です

そびえ立つ石段を見ただけで、今日は辞めておこうか・・・と泣きが入りそうになります。 いやいや・・・ここは心静かにお参りしなくては・・・と意を決して登ります。 巻き道もあり、階段を登らなくても行けるのですが敢えて階段を登ります。 1段1段願いを込めて。(でもツライ・・・^^;)

石段を登りきると三重塔が目の前に現れます。(息も切れ切れ状態なのでまず息を整えます"^_^") 思わず感嘆の声を上げたくなるような三重塔です。しばらく見とれてしまいました。 上にいくにしたがって柱間が短くなっていて、ずっしりとした安定感と落ち着きが感じられます。 日本最古のもので国宝です。
国宝の三重塔 重みがあります

続いて本堂です。本堂は舞台造りで国の重要文化財に指定されています。 本尊は聖観世音菩薩で秘仏なのでお目にかかることはできませんが、これも国の重要文化財に指定されています。 境内には護摩堂・妙見堂・開山堂など山の斜面に諸堂が立ち並び、仏教美術の宝庫という感じです。
本堂です


奥の院への参道

本堂の奥の参道を少し行くと、奥の院・賽の河原があります。また階段です(ーー;) 奥の院は法道仙人を祀る開山堂があります。その裏手の山肌に賽の河原があり、少しずつ水が流れています。 ここには、願いを込めた石が積み重ねられていました。
奥の院その奥は賽の河原

山深い古寺は心を落ち着かせてくれます。 本堂の中で合掌しお経を唱えているときも、周りに人がいるのに静かで気にならない・・・。 合掌の意味をかみ締めながら両手を合わせる・・・。 右手は仏。清浄・神聖・真理の心。左手は私自身の不浄・煩悩・いつわりの心。 二つを合わせて仏と自分が合体し祈る心、仏になる心とされているらしい。 三十三ヶ所巡礼を機に、こんなことも深く考えてみることができます。

本当は写経をして奉納するべき巡礼ではありますが、お経を唱えてその代わりとしています。 ただドライブがてらにお寺を回ることから始めた巡礼だったのかもしれません。 でもひとつひとつのお寺にある歴史や文化、その佇まいや空気や景色にとても魅かれています。 そして、手を合わせて祈る心と時間が何よりも私自身を浄化してくれるような気がしています。 自分自身だけではなく親や子供のためにも手を合わせて祈る・・・。 そんな心をいつも持ち続けていたいものです。 一乗寺では、そんなことを思いました。




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