第三十番 巌光山 宝厳寺

〜月も日も 波間に浮かぶ竹生島 船に宝を積むここちして〜

2008・9・22

今日はいいお天気です。さわやかな秋晴れです(^^♪ 今日の行先は竹生島の宝厳寺ですが、いつもなら車でささっと行ってしまうところを 今日は電車に揺られて、行ってきました。 JRを利用して、近江今津駅まで1時間30分。ちょっとした一人旅気分です。 普段電車に乗らないものですからたまに乗るとなるとワクワク・ドキドキ・・・(#^.^#) いつもならのんびりと風景を見ることも忘れがちですが、 今日は車窓からの景色をゆっくりと楽しむことができました。 琵琶湖はさすがに日本一大きな湖だけあって、まるで海??と思うほど、どこまでも湖は続いているのです。

≪今日のあしどり≫ 自宅(8:40)⇒JR新快速湖西線経由敦賀行⇒JR近江今津(10:35)・・今津港(10:50)〜竹生島着(11:20) 竹生島で1時間あまり過ごした後 竹生島(12:30)〜今津港(13:00)・・近江今津(13:09)JR新快速姫路行⇒自宅到着(15:30)
今津港 ここから船に乗ります

近江今津駅からほんの2〜3分のところに、今津港があります。 船の乗船料は今津港⇔竹生島 2,270円でした。 今日は平日ということもあり、お客さんは疎らです。 船は船室もよし、甲板で風に吹かれるもよし・・・。 30分のクルージングを自分なりに楽しんで過ごしました。
この船で竹生島へ

下から本堂を見上げる

船着場からお土産物屋さんが並ぶ通りを抜けるとその先の受付で入島料400円をお支払します。 そこからが、さ〜大変((+_+)) 見上げるばかりの急な167段の石段が続きます。 本当に、見るとびっくりするほどの急斜面です・・・。 高所恐怖症のおーどりー、すでにピンチです(>_<) この石段は≪祈りの階段≫と呼ばれ、祈らずには上れない階段なのです。 祈りをつぶやきながら、一段一段上るのです。
祈りの階段の一部

本堂(弁財天堂)です

【本堂(弁財天堂)】 石段を登りきったら、納経所があり境内の奥に本堂があります。(167段の階段は思ったより楽に登れました) 鮮やかな朱と金の彩色が施されていて、藤原時代の様式をモデルにしたとても風格がある本堂です。 本堂が弁財天堂でご本尊は大弁財天像。楽器の琵琶を持っておられるそうです。 60年に一度開扉される秘仏です。 竹生島の弁財天は江ノ島、厳島と並ぶ『日本三弁財天』の一つ。 でもここは札所ではありません。
樹齢400年もちの木

【三重塔・もちの木】 参拝順路に従って、次は三重塔です。三重塔は平成12年に再建されたもので、まだ新しく朱色に輝いていました。 三重塔の手前に豊臣秀吉ゆかりの≪もちの木≫があります。 樹齢400年。丸く剪定され、深い緑とどっしりとした姿に誰もが足を止めて見入っています。
私の気に入った角度の唐門

正面から見た唐門

【唐門・観音堂】 三重塔から急な石段を下ると観音堂があります。この階段、急斜面なので若干前に傾いており、とても怖いです((+_+)) 手すりを握っていないと、下手をすると滑落しそうな傾斜です(>_<) この観音堂が三十三か所札所になっています。 観音堂入口が唐門です。 唐門は豊臣秀吉を祀った豊国廟から秀頼が移築したもので、桃山時代の代表的な建造物。 国宝に指定されています。 豪華な彫刻が施され、桧皮葺の屋根が何ともいえない雰囲気を醸し出しています。 階段の途中、斜め上から見た感じがとても気に入りました。 漆ははげ落ち、長い長い年月の痛みがあって、それもまた唐門の素晴らしさと感じました。 唐門から続く観音堂は重要文化財。ここが西国三十三ヵ所観音霊場の三十番札所です。 観音堂にはご本尊千手千眼観世音菩薩さま。こちらも秘仏で本堂弁財天と同じく60年に一度しかお目にかかることはできません。
国宝舟廊下

【舟廊下】 観音堂と都久夫須麻神社の本殿を結ぶ廊下が舟廊下と呼ばれる渡廊です。 国の重要文化財です。 不謹慎な話ですが、今どき人気の旅館にもこのような廊下が施されている場合があり、この造りは今も昔も広く愛されるみたいです。
国宝 都久夫須麻神社本殿

【都久夫須麻神社】 国宝です。 本殿内部は桃山時代を代表する、優雅できらびやかな装飾がなされています(・・見てないですが(^^ゞ) 外から見た本殿入口の扉の装飾を見ただけで、内部の豪華さが伺えます。 黒地に金銀で花鳥紋様が描かれていました。
湖に面した拝殿

本殿を出て、石段を下りると琵琶湖に面して拝殿があります。 ここからの琵琶湖の眺めは絶景です。 ここでは素焼の小皿に願い事を書き、岩場に立つ鳥居に向って投げ鳥居をくぐれば願い事が叶う・・・と言われています。 私もさっそく願い事を書いて、祈りを込めて投げました。 300円かかります。
願い事を書いて投げる小皿

境内から琵琶湖を眺める

竹生島は琵琶湖に浮かぶ周囲2kmの小島です。 古来から≪神の住む島≫として尊ばれ、社寺関係者以外住むことを許さない信仰の島です。 神仏一体の思想で発展してきましたが、明治時代に神仏分離令によって、弁財天を本尊とする『宝厳寺』と 浅井姫命を祀る『都久夫須麻神社』に分かれています。 島には国宝や重要文化財が立ち並び、天井画や彫刻、襖絵など安土桃山時代の美術で飾られています。 境内から見渡す琵琶湖の眺望は素晴らしく、時間を忘れてぼんやりと湖面を眺めているだけでも貴重な時間が過ごせます。 こんな断崖絶壁にこれだけの建築物、昔の人々の偉大さに感動するとともに、人々の信仰の厚さというものを感じました。 陸から船で30分、この30分が私にとって煩悩だらけの日常と一時だけ隔絶させてくれる距離と時間になっていたような気がします。 琵琶湖にぽっかりと浮かぶ信仰の島は、西国三十三ヵ所札所という以外に、私には大きな意味を持つ島でした。
琵琶湖に浮かぶ信仰の島竹生島です

[追記]今津港からの船はJR新快速とうまい具合に連絡しています。




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