第三十一番 姨綺耶山 長命寺

〜八千年や 柳に長き命寺 運ぶ歩みの かざしなるらん〜

2008・10・19

今日も秋晴れのいいお天気です。 秋晴れと言うより、すっかり夏のような陽ざしです。 今日は滋賀県のお寺に足を運びました。ドライブも楽しみながらの西国巡礼。 竹生島宝厳寺は、167段の≪祈りの階段≫が難所と感じましたが、 なかなかどうして・・・まだまだ難所はいくつもありそうです。

≪今日のあしどり≫ 自宅(8:30)⇒名神高速竜王IC(9:30)⇒長命寺駐車場(10:00)・・808段の階段・・10:25境内到着 駐車場へ下山(11:25)⇒観音正寺へ。
今日はここ長命寺です

自宅から高速を使って1時間30分。 今日は道路の混雑もなく、スムーズに長命寺駐車場に到着です。 参道のお店の前に車が5〜6台駐車できるスペースがあります。 ここは無料で本当にありがたい駐車スペースなのです。私も駐車させていただきます。 同時に観光バスから巡礼ツアーのご年配の方々が降りてこられ、そこからタクシーに乗り込んでお寺に向かうご様子。 『車で上がれるの??』と、私の心も誘惑に負けそうになりましたが明らかに私より年配の方も階段に向かっておられたので、 ここは私も負けてはおれません!! ですが、その決意は階段の下に佇んで、しばし呆然・・・。 808段って?どれくらいなのか見当もつきません。もう少しで1000段ってことくらいでしょうか・・・
808段の石段を登ります
明らかに私よりも健脚です

【808段の石段】 湖岸から境内へは808段もの長い石段を上がります。 笈づるに身を包み、金剛杖をつきながら、一段一段先を行かれるご老人の後姿に勇気と元気をいただいて、私も後に続きます。 (それが、あっという間に見失うくらいの早さで登って行かれたのが、情けない・・・(>_<)) この808段の石段の参道は寺名にあやかり、健康長寿を願う石段として古くから人々の信仰を集めてきました。 登り切るとずいぶんと足腰が鍛えられます(^^ゞ 石段が残り100段となったあたりにも駐車場があり、そこまで車で登る方も多いようです。 数えて登る気はしませんが、心で何かを念じながら登ると当初の予想より楽に登れた気がします。
山門到着
境内はこんな感じです

【本堂】 石段を登り切ると、山門があり境内へ。 この山門は他のお寺の山門と異なり、重厚な感じはしません。 正面に本堂が建っています。 ひなびた朱塗りの本堂は間口、奥行きともに12間4面の単層入母屋造りで檜皮葺きの天台様式。 1522年に再建され、国の重要文化財に指定されています。
国の重要文化財 本堂です

中央仏壇の厨子の中には、聖徳太子が刻んだ千手観音・十一面観音・聖観音の三尊が安置され、この秘仏は国の重要文化財に指定され、 不定期に御開帳されるそうです。 ここで、先の巡礼ツアーの方々に交じって、お経を唱えます。 808段もの階段を登りきって境内に入っても、何かとあちらこちらに階段で辛いです((+_+))
三重塔

【三重塔】 本堂の奥に朱塗りの三重塔がそびえています。 桃山時代の遺構であり、中には大日如来を安置されており、三重塔・大日如来ともに国の重要文化財に指定されています。 1597年に再建され400年以上前の歴史を物語る堂々とした建物です。 山の奥深い色と朱塗りの三重塔・・・うっすらと影をなし、荘厳な空気がそこに存在していました。
三仏堂

【三仏堂】 薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来の三尊を安置する三仏堂は佐々木定綱が建立したもの。 お父さんの佐々木義秀さんの菩提を弔うために建てられたものだそうです。 親孝行ですね。
巨石

【巨石】 境内のいたる所に自然崇拝の色濃い巨石が多く祀られています。 今にも落ちそうなこの巨石は飛来石と呼ばれ、修行を極めた太郎坊さんという人が長命寺を懐かしく思い、 京都の愛宕山からここまで飛ばしたものと伝えられています。

※太郎坊さんとはこの長命寺で修行を積んで、空を飛んだり風雨を呼ぶ霊力をつけて京都の愛宕山に移り住んだお坊さんだそうです
今日の琵琶湖はこんな感じ

1900年もの長い歴史をもつ古刹、長命寺。 この山に登って『長寿長遠諸願成就』と柳に刻み祈願した武内宿彌は、300歳もの寿命を保ったと伝えられています。 境内からは湖東平野や比良山系、琵琶湖が眺め近江八幡の美しい水郷の風景が広がっています。 長い石段を登ってようやく辿り着いた境内は、どことなく聖地の印象を感じ受けます。 建物の多くは檜皮葺きで美しく、それが山に巧みに配置され伽藍を構成しています。 まるで、一つの絵のようです。

苦労して登った石段の最後は荘厳で素晴らしい空間でした。 眼下に広がる風景よりも、ここは境内に建ち並ぶ伽藍の素晴らしさが印象的でした。 階段は確かに辛かったけど、ぜひもう一度訪れたいそんなお寺でした。 帰りはあの808段を下るのですが、私の膝が限界に達したことは言うまでもなく、 翌日から筋肉痛に悩まされることになりました。 次に訪れる観音正寺が更なる難所であることに、まだ気が付いておりません。
水茎焼 陶芸の里

【おまけ】 長命寺から車で約5分のところに、『水茎焼』という陶芸の里があります。 焼き物好きの私は、ちょっと寄り道。 淡水色を基調に滋賀の県鳥カイツブリを描いた陶器が中心のこじんまりした陶芸のお店です。 お茶、お食事もできますよ。 私は典型的な水茎焼ではなく、この作品が気に入りました。
水茎焼





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